
"道の駅狼煙"を共に再出発させるために必要なこととは
道の駅狼煙(指定管理者:株式会社のろし)
更新日:2025年5月30日
さいはての"道の駅狼煙"と幻の国産大豆"大浜大豆"の歴史
能登半島のさいはてに位置する道の駅狼煙

2025年5月23日にプレオープンした道の駅狼煙(2025年5月撮影)
大浜大豆との出会いのきっかけは、一人からの申し出だった

加工前に洗浄・浸水した大浜大豆、他の品種より粒が大きいのが特徴(2025年5月撮影)
震災以降の道の駅狼煙と再建への道のり
能登半島地震と豪雨による度重なる休業
地域を盛り上げようとする若者への経営交代

株式会社のろし 代表取締役社長 林俊伍
ようやく迎えたプレオープンの日

プレオープンの日にはたくさんの人が訪れた(2025年5月撮影)

商品の品ぞろえは少ないが、その場で楽しめるような工夫が随所に見られる(2025年5月撮影)
忘れることはできなかった珠洲、“おかえり”の大豆製造職人

狼煙に“おかえり” 木庭由香子さん
道の駅狼煙の再出発、一緒に盛り上げていきませんか?
1. 道の駅狼煙スタッフ募集!

店頭で作り、販売している豆乳ソフトクリーム(黒みつがけ)
2. 大浜大豆を使ったこだわりの地豆腐を販売するショップ募集!

製造した200個のおぼろ豆腐カップは5月25日(営業開始3日目)には完売(2025年5月撮影)
3. 大浜大豆を使った豆腐を販売できるイベント募集!

豆腐を食べに集まった地元の方々と、それを取材するマスコミの皆さん(2025年5月撮影)
事業者プロフィール
取材後記
道の駅狼煙のプレオープンを手伝いながらの取材を終えて改めて振り返ると、過去に地域の組織を立ち上げた経緯も、今回経営を引き継いだ林 俊伍さんも、“後世につなげる、伝えることを大事にする”という想いは一緒なことに気がついた。 震災前から人口減少や高齢化など、日本の課題が浮き彫りだったが、能登半島地震によって10〜20年分が一気に加速し、“能登半島の先端の地”は、“日本の課題先進の地”となった。それだけを聞くと、とてもネガティブな“行きたくない”イメージに囚われてしまうのは当然なのかもしれない。しかし、その地に根付く暖かい人たちと、その人たちが作るとんでもなく美味しい豆腐があることがわかると、それが反転して“行きたい”場所となるのだ。 能登半島の端が珠洲市なら、珠洲市の端は最果てであり、その最果ての地には、昔から大事にされてきたものがある。その大事なものは、人を呼び寄せる“鍵”ともなり得るが、それを後世に繋げていくことがどんなに大変なことか、震災をきっかけにして多くの人が気づかされた、そんな気がしてならない。
一般社団法人能登乃國百年之計 運営スタッフ T.K
北海道出身、自動車メーカーでの制御開発エンジニアを経て、外資系コンサルティング会社へ転職。社会貢献活動に出会い、社団でのさまざまな活動に運営スタッフとして参画している。 豆乳ソフトクリーム作りは、道の駅狼煙のスタッフ内で一番上手であると評判。定期的にお手伝いをしないと腕が鈍ってしまうことに危機感を感じている。