
穴水町唯一のパン屋“Bakery H&M”が街のために営業再開した想いと目指す光景
Bakery H&M
更新日:2025年6月17日
出会いとご縁に感謝の日々

「ウイングなかり」の店内
馴染みの人たちと再び会えるように

震災後の様子をお話してくれた「Bakery H&M」代表の橋本明美さん

静かになった商店街
自分たちにできることは何か

現在の「ベーカリーH&M」の様子。ショーケースには、種類豊富なパンがならぶ

「日本航空学園」の食堂にてボランティアの方へ販売(撮影:2024年11月17日)
活気がある商店街にしたい!

炊き出しだけではなく、店内外でボランティアの人と一緒にイベントもおこなった
穴水町唯一のパン屋さんとしてできることを

営業再開の前日に行った炊き出しにて。中央に写る明美さんとボランティアのみなさん。そして、見る人が見たらわかる「復興支援団体 能登ネスト」東さんのお決まりポーズ
事業者プロフィール
取材後記
取材中、震災が起きたその瞬間のお話を聞きました。娘さんと一緒にご家族で車に乗っており、「のと里山海道」を運転中だったそうです。 一度目の地震で「これはまずい!」と感じ、車を止めた直後、2度目の強烈な揺れとともに道路の隆起や亀裂が入る様子を、目の前で見られました。 その後、高台にあるPAへ避難し、その場に集まった多くの方たちと一緒に、極寒のなかで一晩を過ごしました。燃やせるものは何でも燃やし暖を取ったというエピソードは、とても印象的でした。 壮絶な1日を過ごされたと思うと、言葉が何もでませんでした。 取材後、一番人気のカレーパンをはじめ、明美さんおすすめのパンもいただきました。ボランティアの人たちがお店に寄りたくなる気持ちがわかるほど、おいしかったです。 震災直後の話を含め、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました! お肉がゴロゴロ入った「Bakery H&M」さんのカレーパンを、また食べたいです。
堀 真由美(ほり・まゆみ、ライター・編集者)
大分県出身在住。 ローカル雑誌を発行する出版社を経て、さまざまな業種で広報中心の仕事をしてきました。現在は、大分の情報サイトの編集及びライター、イベントプロデュース、広報に関するアドバイスなどを行っています。