
珠洲に腰を据えて暮らし、働ける人材を求めて──食で能登の復興を支える“すずキッチン”
合同会社すずキッチン
更新日:2025年05月26日
美味しい食事とお弁当で、皆さんを笑顔にすること

2025年4月27日 古民家レストラン「典座」にて
メンバーそれぞれの店舗営業再開に向けて、「すずキッチン」を成功させること
大谷地区の「長橋食堂」をミニスーパーに
古民家レストラン「典座」の営業再開に向けて改装、ワークショップ、宿泊所の計画も

古民家レストラン「典座」
珠洲に腰を据えて暮らし、働ける人を求む

1.店舗運営を支える長期スタッフ
2.ミニスーパー「みんなのスーパー長橋食堂」の運営スタッフ
3.「典座」土蔵ギャラリーでの土壁づくりワークショップ、参加者募集!

2025年4月27日 「典座」の土間の天井のつばめの巣
「すずキッチン」、「古民家レストラン典座」、「みんなのスーパー長橋食堂」について
事業者プロフィール

2025年4月27日 「典座」横の伏見窯前にて坂本さんご夫妻
すずキッチン
事業者名:合同会社すずキッチン 代表者:坂本信子 所在地:石川県珠洲市野々江町シの部15番地(道の駅すずなり敷地内) 営業時間:5時~15時 定休日:日曜日
古民家レストラン典座
所在地:石川県珠洲市三崎町伏見ワ23 ※休業中
みんなのスーパー長橋食堂
事業者名:合同会社すずキッチン 代表者:坂本信子 所在地:石川県珠洲市長橋町11-9-1 営業時間:7時~15時 定休日:日・月・火曜日
取材後記
「典座」にお邪魔して、坂本さんからお話をお伺いしました。震災から1年を迎えても、依然として先が見えない不安のなかで、現場で懸命に踏みとどまり、ご自身の「役割」を果そうと、日々の重責と向き合っている坂本さんのお姿が非常に印象的でした。 今回のインタビュー記事では、そのような坂本さんの想いや今必要とされているものが、少しでもありのままお伝えできればと思いながら、書かせていただきました。 坂本さんのお話にもありましたが、今後の能登、珠洲の復興のためには、店舗の物理的な再建や人手の確保だけではなく、地域に人を呼び込んで根付いてもらえるように、最も重要な「道路」に加え、「仕事」「病院」といった部分の復旧・復興も必要不可欠です。 能登復興のためには、震災で失ったものばかりでなく、残った良いものに目を向けて活かしながら、それぞれがそれぞれの役割を淡々と粛々と地道に果たしていくしかないのだ、ということを、あらためて気付かせていただきました。
福井正洋(ふくい・まさひろ、会社員)
本業のかたわらプロボノライターをしています。奈良県出身、東京都在住で北陸とは地縁はありませんでしたが、2024年6月まで2年間、単身赴任で金沢に住んでいた際、令和6年能登半島地震が発生し、これもご縁と思い、折を見て能登の復興活動に参加してきました。今後もシロシル能登を活用して“関わりシロ”を見つけて活動していきます。