
心の澱(おり)を流すエステサロン“*Crea*”が望む、輪島の子どもたちへの支援
*Crea*
更新日:2025年7月28日
移住から2年目、震災が変えた人生

かつて海底だったところが地震の隆起によって剥き出しになった(2025年7月 黒島町にて)

エステティシャンの三辻佳緒里さん
「戻ったら、輪島の皆さんの力になりたい」

女性専用サロンらしい、清潔感あふれる空間

開業のお祝いに贈られた花が大切に飾られている

小さなお子様連れでも安心のキッズスペース
何にも縛られず「心を解き放つ」小さな部屋

キラキラと輝く窓辺のシートで、非日常感を演出

窓辺のシートがプリズムとなって七色の光が落ちる

三辻さんが一生懸命探して導入した漢方オイル
輪島に沈む“言葉にならない疲れ”を受け止める手

三辻さんのもとには、新聞社などから多くのインタビューが殺到した

優しく肌に触れながら施術を進めていく

所々に空き地が広がっている輪島市内(2025年7月)

朗らかで話しやすい三辻さんのトークで、すぐにリラックスすることができる
子どもたちにも、心の居場所と未来への希望を

三辻さんのエステティックの知識・技術が世界水準にあることを証明するディプロマ
事業者プロフィール
取材後記
被災した小さな街で、表には出せずに、心のなかにヒタヒタと溜まる「声なき声」。まさにサイレントマジョリティが抱える心の澱を受け止め、その「手」で流すお仕事をされている三辻さんの強さに胸を打たれ、ぐっと涙をこらえながらのインタビューとなりました。 今、彼女が望んでいるのは、子どもたちのための「居場所」や「思い出」。 輪島の子どもたちが、心から笑い、思い出として残る体験が必要とされています。
伊藤璃帆子(いとう・りほこ)
コラムニスト&フォトグラファー、たまに料理人。デジタルマーケティング会社勤務を経て、コンテンツプランナーとして独立。企画から制作までワンストップで手がけるマルチクリエイター。また、料理家としても活動中。ケータリングユニットを主宰し、アートな食空間を提供している。 https://www.instagram.com/catering_unit_session/ https://www.facebook.com/rihoko.itoh