
海からはじまる、未来の能登。牡蠣・料理・宿で想いを届ける“義祥丸水産”と“コーストテーブル”
義祥丸水産、コーストテーブル、コーストテーブル ハナレ
更新日:2025年6月8日
「やっとオープンできる」その喜びが一瞬で崩れた日

牡蠣のフルコースを食べることができる飲食店コーストテーブル(2025年4月撮影)

能登半島地震によりオープン目前のコーストテーブル ハナレは、大きな被害を受けました(提供写真)
供給が止まれば、想いも届かない、だから牡蠣を届け続ける
支え、支えられ──共助の味を能登から届ける
「守るだけじゃ、続かない」今の挑戦が能登の未来をつくる。

牡蠣の濃厚な旨味がぎゅっと詰まったソーセージ。2本入り150gで税込み2,000円(提供写真)
地域資源を活かした商品開発に挑戦してみたい方へ
SNSやWEBで能登の思いや現状を発信してくれる方へ
能登の良いものを、皆さんの手元に届けたい。販路拡大にご協力いただける方へ
齋藤ご夫婦が行われている事業について

穴水湾に浮かぶ、漁を行うための船(2025年4月撮影)

獲れた牡蠣はすぐにコーストテーブルへ。店からの眺めは何とも美しい(2025年4月撮影)

修繕され、オープンした「コーストテーブル ハナレ」。地域の復旧・復興を支える拠点としても多くの人が訪れる特別な場所となっています(提供写真)
事業者プロフィール
取材後記
私にとって初めての能登。空港は整備され、とてもきれいで能登半島地震が起きたことを感じさせないほどでした。 けれど空港から能登の北部に行けば行くほど、被害の甚大さをまざまざと思い知らされます。ひび割れた道や倒れた木々……。 しかし、齋藤さんご夫妻への取材を通して感じたのは、未来を変える力強さ。 どうして、そんなにも頑張れるのでしょうかと思わず聞いたところ 「今この時期に準備をしておかなければ、能登は『何もない場所』になってしまうかもしれない。 能登に、もう一度人が集まる未来が訪れるためにも、今から未来に向けて準備しておく必要があります」 このように思い、行動する人がいる能登は、きっと震災が発生する前よりずっと素敵な場所になると心から思いました。
青木真子(あおき・まこ、ライター)
大阪府大阪市在住。 記事執筆にとどまらず、企画立案・取材・ディレクション・進行管理など、コンテンツ制作に関わる幅広い業務に携わってきました。 今回、能登への訪問経験はなかったものの、震災後の報道や現地の声に触れるなかで「何かしらのかたちで力になれたら」という強い思いを抱くようになり、参加させていただきました。