
能登の魚を多くの方々に届けたい。──能登の魚屋として復興に向き合う“丸福商店”
合同会社松寿 丸福商店
更新日:2025年5月6日
能登の魚をより多くの方々に届けたい

丸福商店は、宇出津港のすぐ近くにあります。赤い〇と「ふく」の字が目印です (2025年4月撮影)
能登の魚を多くの方々に知ってもらうためには
1. SNSで能登の魚をPR

丸福商店のInstagramには毎日、宇出津港で撮影された能登の魚の動画がアップされています (出典:丸福商店 Instagram)
2. 地元の魚屋さんとは共存共栄
丸福商店が抱える直近の課題
1. 後継者を探したい
2. 日常の仕事を手伝ってくださる方を探したい(今すぐ!)
復興に向けて能登の魚屋としてこれからも

旬のお刺身盛り合わせセット2人前(出典:丸福商店Webサイト)
事業者プロフィール
取材後記
魚とバスケをこよなく愛する、安宅さん。魚をさばくことを“手術”と表現したり、近隣の魚屋さん同士で魚の融通をすることを“冷蔵庫”と表現したり、個性的な表現に最初は驚きました。 しかし、お話を伺うにつれて、能登の魚への深い愛情を感じました。白黒はっきりしたいと断言されるその人柄は、能登の魚屋としての道を極める原動力になっていると思います。 「輪島や珠洲の復興を支えるために、具体的に何ができるか?」と安宅さんはおっしゃっていましたが、安宅さんの現在の取り組み(能登の魚屋としての道を極め、能登の魚の良さを多くの人に知ってもらって、届ける活動)そのものが、何か特別なイベントを開催するよりも、ずっと能登の復興に向けた効果的な取り組みだと、私は思います。 安宅さんをこれ以上忙しくしてしまうのは申し訳ないけれども、安宅さんが“手術”したお魚を食べてみたいです。私も白黒はっきりしたい性格なので、きっと良いリピーターになります!

店内の事務作業スペースには、安宅さんのバスケットシューズコレクションの一部が (2025年4月撮影)
関谷由佳理(せきや・ゆかり、中小企業診断士)
富山県氷見市生まれ、神奈川県横浜市在住。金融機関に勤務するかたわら、中小企業診断士として事業者さんのご支援やライターとして活動中。ほぼ故郷である能登のためにできることは何かを考えて、シロシル能登のライターに。能登の事業者さんに伴走し、能登復興の一助になりたいと思います。