
輪島の老舗“三辻商店”三代目は、再発見した能登の魅力で輪島一の企業を目指す
株式会社三辻商店
更新日:2025年7月28日
家業を継ぐ決意と、輪島への想い
元日に襲った未曾有の地震

2024年1月1日能登半島地震により倉庫が全壊
「必要とされている」──混乱の中で感じた希望

「ありがとう」の声に励まされながら、被災地で炊き出しを手伝う
心が折れそうになった水害と、妻の言葉

豪雨で泥に埋もれた店内の商品(2024年9月撮影)

2024年10月、豪雨により浸水した輪島市
出会いが広げてくれた未来の可能性

輪島市の未来について熱く語る三辻洸二郎社長(撮影:高橋 唯)
三辻商店という“縁の下の力持ち”
災害を通して再発見した能登の魅力

家族で訪れた輪島大祭のひととき
“企業の祭り”としてのキリコ──僕の描く夢
輪島一の企業になるという目標
一度でいい、輪島に来てください

暮れなずむ空と、キリコと、愛する我が子
事業者プロフィール
株式会社三辻商店
代表者:三辻洸二郎 所在地:石川県輪島市鳳至町畠田1番地10
取材後記
取材初日、能登空港から輪島市へ車を走らせ、宿から三辻商店までは徒歩で向かいました。片道20分ほど、散歩がてらに町を歩いてみると、災害の影響か、道を行き交う人の姿はほとんど見られず、静かな町だという印象を抱きました。 のちに三辻さんから「あそこも以前はけっこう賑やかだったんですよ」と聞き、震災後に多くの方が金沢などに避難・移住していることを、わずかながらも肌で感じられました。 けれども何より印象に残ったのは、三辻さんの輪島への熱い想いです。お話を伺うなかで、その明るさと前向きさに触れ、この人なら本当に能登全体を盛り上げてくれる──そんな直感を覚えました。 震災当時の混乱、避難所での暮らし、復旧への道のり……本当に過酷な経験をされたことと思います。それでも話の端々からは、人への感謝や町への誇りがあふれていて、心を打たれました。 私自身も、いつか輪島に行って、キリコを担ぎたい。輪島を、能登を、自分なりの方法で応援したいと、心から思いました。 この記事を読んでくださった皆さんも、ぜひ輪島を訪れた際には、三辻さんに連絡を取ってみてください。きっと、最高のガイドと出会えるはずです。
高橋 唯(たかはし・ゆい)
IT企業でBtoBの法人営業・広報業務を経験後、PR代理店の広報部にてインターナルコミュニケーション施策、社内報制作、プレスリリースやメディアリレーション構築に携わる。 都内で開催された能登を感じるイベントに参加したことをきっかけに、実際に自分の目で能登を見て、地域の方と直接話したいという想いから、本企画にプロボノライターとして応募。