
“松波酒造” Vol.2 トレーラーハウス仮店舗2025年9月オープン!
松波酒造株式会社
更新日:2025年8月27日
松波でカッコいいトレーラーハウスの仮設店舗を建設中!

トレーラーハウスを活用した仮設店舗の完成イメージ図(2025年秋オープン予定)

シャシー設置風景(撮影:2025年8月初旬/能登町松波の酒蔵跡地)

建設中のトレーラーハウス(撮影:2025年8月初旬/金沢市内)

内装イメージ図
引き続き全国の酒蔵の協力による共同醸造を実施

協力醸造をお願いしている加越酒造にて(撮影:2025年1月) 左から頭・中野さん(加越酒造)、蔵人・金七美貴子さん(松波酒造)、若女将・金七聖子さん(松波酒造)、杜氏・奥田さん(加越酒造)

Makuake第4弾「Te to Te」 左から、松波酒造(能登町)×浪乃音酒造(滋賀県)/鶴野酒造(能登町)×天領盃酒造(新潟県)/日吉酒造(輪島市)×藏本酒造(奈良県)
営業再開に向けたクラウドファンディング実施中!

松波酒造 若女将 金七聖子さん
奥能登の酒・大江山を醸す“松波酒造”

酒蔵の仕込み風景(撮影:2017年)

松波酒造の店頭(撮影:2017年)
事業者プロフィール
取材後記
震災から2度目の夏。松波酒造が復興に向けて動き出したと聞いて、久しぶりに能登町を訪ねました。100年以上の長きに渡り松波酒造が日本酒を醸してきた場所は更地のまま。背の高い夏草が生い茂っていますが、一角では仮設店舗の建設が着々と進んでいました。 その一方で、酒蔵の再建はメドが立っていません。松波酒造では和釜や甑(こしき)、フネを用いた伝統的な酒造りを行ってきましたが、同規模の酒蔵を再建するには億単位のお金が必要、というのがその理由です。 では、どのようにして大江山の味わいを復活させるのか。 営業拠点となる仮設店舗を松波でオープンすることは、その答えを見つけるための第一歩だと思います。 前回も触れましたが、科学や技術が進歩しても、お酒の味を決めるのは材料や設備だけではないハズです。酒造りに携わる人、酒蔵を訪れるお客様、ともに楽しむ食、気候風土──そんな酒蔵を取り巻く風景が続いてく限り、大江山の味わいが失われることはないと思います。 酒蔵は町の賑わいと共にある存在です。地元の方々はもちろん、国内外から能登を訪れるお客様が集まり、気軽に言葉を交わせる「場」をつくることは、町の賑わいが戻ることにつながります。この地で日本酒を醸すには越えなければならないハードルが山ほどあるようですが、まずは能登の風景の中で乾杯しましょう!
井上 みゆき(コピーライター)
メーカー宣伝部を経てフリー。本業の傍ら、酒・食・エンタメを求めて47都道府県全てを飲み歩く。関越自動車道が全線開通したころ「海沿いをロング・ドライブしたら楽しそう」という単純な動機から初めて能登の土を踏む。その後インターネットやらSNSの時代に入り、酒蔵を中心に友人が増え、さらに奥能登国際芸術祭にハマり、能登通いが加速している。