
カレーとキックボードと恋路の海──能登で挑む僕の物語“恋路アルバカレー”
恋路アルバカレー
更新日:2025年8月27日
「なんでカレー? なんで能登?」──キックボードでたどり着いた僕の居場所
キックボードで日本一周──「まず行動する」が僕の流儀

キックボードの旅(実は日本一周した後、2023年にオーストラリアでも走ってました。メルボルンからケアンズまで大陸縦断。写真はオーストラリアでの1枚)
移住と震災──僕にできることは何か?

恋路海岸近くで営業する恋路アルバカレー。もとは喫茶店だった2階を改装して営業中
恋路アルバカレー──ただの食堂じゃない、“集まる”場所に

夕日が沈む恋路海岸で、地名の由来にも関わる弁天島を背景にたたずむ三船さん
若者が集まって──アルバ団結成‼

冒険者ギルドイメージをAIにて作成
僕の原点──「迷ったらまず行動する」
能登ってどうなの? って思ったあなたへ──一緒に挑戦しませんか
事業者プロフィール
取材後記
キックボードでの日本一周、オーストラリアへの旅、能登への移住、そしてカレー店の開業。すべてが一本のストーリーとして繋がっていて、しかも開店直後には豪雨災害という試練まで待ち受けていたというのだから、まるで一本の映画を観ているようでした。取材のために訪れたはずが、気づけばこちらが元気をもらっていた。スクリーン越しではなく、目の前で語られる「主人公」の物語に、心が揺さぶられる不思議な時間でした。 能登町・恋路で話題の「恋路アルバカレー」。その看板店主・三船涼圭さんのドラマのような人生を伺い、彼の圧倒的なエネルギーと行動力にただただ驚かされました。 常に前向きで、発する言葉のひとつひとつにしっかりとしたビジョンと想いが込められていて、聞いているこちらも自然と引き込まれてしまう。震災後の能登を「もっと面白く、もっと元気に」と語る姿は、まさに地域のムードメーカーです。 「やりたいことは全部やる。言い訳はしたくないし、やってみないとわからないから」と微笑む三船さん。その言葉に、能登の未来が少し明るく見えた気がしました。
田村 亘(たむら・わたる)
都内の金融機関向けITエンジニアとして勤務するかたわら、マラソンやトライアスロンに情熱を注ぐ。完走を目的に全国各地のレースへ参加し、旅先ではご当地グルメを楽しむのがライフワーク。なかでも、珠洲トライアスロン大会で泳いだ透明度の高い海は、今も心に残る特別な体験。 令和6年能登半島地震からの復旧・復興のために、「少しでも力になりたい」という思いから、ライターとして能登を訪問。現地の人々の声や風景、復興への歩みを丁寧に綴り、情報発信を通じて支援の輪を広げることを目指している。