ロゴ
ひらみゆき農園・ブルーベリー販売戦略アドバイザー 活動レポート

複復PJ活動事例:ひらみゆき農園/ブルーベリー販売戦略アドバイザー[活動レポート]

ひらみゆき農園

更新日:2025年5月16日

 株式会社Another works(本社:東京都港区、代表取締役:大林 尚朝)が運営する総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」は、一般社団法人能登乃國百年之計(所在地:石川県金沢市、代表理事:林 俊伍、以下「能登乃國百年之計」)と連携し【能登復興 × 複業プロジェクト】を行っています。

 本プロジェクトは、能登の復興のために自分のスキルを活かして複業をしたい人と、ノウハウや人員不足で悩んでいる能登の事業者をマッチングすることで、100年続く能登に向けた持続的なまちづくりを目指します。

複業クラウド | 能登復興 × 複業プロジェクト
https://forseries.aw-anotherworks.com/noto-fukufuku

 

 今回、本プロジェクトの事例として、以下案件で活躍されている複業人材と依頼者の感想をご紹介いたします。

【案件】能登のブルーベリー産業を盛り上げる販促戦略を策定できる方募集!※募集終了
https://talent.aw-anotherworks.com/projects/72196

取材・構成 能登復興 × 複業プロジェクト運営事務局

 

複業人材:竹内 周様

地方出身者としての想い「地域の産業を元気にしたい」

 私がこのプロジェクトに応募した理由は、大きくわけて2つあります。

 ひとつは、被災地・能登に対して何か力になれるのではないかという想い。もうひとつは、地方産業を盛り上げる一助になりたいという想いです。

 これまで能登を訪れたことはありませんでしたが、2024年1月1日に起きた地震のニュースを実家のテレビで見たとき、あまりの衝撃に言葉を失いました。年始早々に起きたこの悲劇を前に、ただテレビの前で何もできずにいた自分の無力さに、深い悔しさを覚えたことを今でもはっきりと覚えています。

 もうひとつの理由は、私自身が鹿児島という地方で生まれ育ち、これまで一貫して「地方産業を元気にしたい」という想いを抱いてきたことにあります。地方ならではの魅力をどう届けていくか、どう価値を創出するかという問いに向き合い続けてきた私にとって、このプロジェクトはまさに想いと経験を活かせる絶好のチャンスでした。

「平さん」との出会いで感じたこと

 実際に能登で平さんとお会いし、農園の将来に対する熱い想いや、ビジョンについて伺い、私自身の気持ちも大きく突き動かされました。心の底から「この人と一緒にやりたい」と思える出会いだったと感じています。

 プロジェクトが動き出してからは、意思決定のスピード感も素晴らしく、短期間で成果を出さなければならないなかでも、スムーズに物事を進めることができました。「やるべきことを、とにかくやる」という力強さに引っ張られるように、私も全力で取り組ませていただいています。

 まずは今夏より展開予定の高級生ブルーベリー「NotoBlue(能登ブルー)」を、できるだけ多くのお客様にお届けできるよう、全力で取り組んでまいります。「NotoBlue」は、石川県・能登地域の豊かな自然環境で育てられた大粒のブルーベリーを厳選し、1粒ずつ木箱に丁寧に詰めた、これまでにない高付加価値の“生”果実商品です。ブランドコンセプトは、「能登で生まれた、至高のひと粒」。この土地だからこそ生まれた特別な味わいを、多くの方に知っていただきたいと思っています。

大粒のブルーベリー「NotoBlue(能登ブルー)」
大粒のブルーベリー「NotoBlue(能登ブルー)」

  今後は、石川県内にある高級ホテルやレストラン、特産品を扱うセレクトショップなどでの展開を予定しており、販路開拓を通じてブランドの世界観を丁寧に広げていくつもりです。能登の未来に少しでも貢献できるよう、このプロジェクトを通じて地域の魅力を再発見・再定義し、持続可能な形で発信していきたいと考えています。

依頼者:ひらみゆき農園 平 美由記様

 竹内さんはとても優秀で、提案もスピード感があり、的確でした。私たちの想いを汲み取るのも早く、伴走してもらうことでより早く形になること、より良いゴールが見えることを実感しました。また、実際に能登に来てもらった際に一緒に食事に行き、能登の美味しい物をいただきながら、竹内さんの地方産業への想いや、故郷鹿児島のいいところ、美味しい物のお話を聞かせてもらって、同じ想いを持っている仲間だと感じました。

 若い世代の人が、地方への熱い想いを持っているという現実は、能登にも私にも力をくれるなぁと感じ嬉しくなりました。また、提案先のホテルに一緒に同行してもらえたことがとても心強かったです! いろいろな場面があったのに、写真を撮り忘れていたことが残念!

 今回のように短いスパンでゴールが見えている物は成果が見えやすく、お互いにやりがいを感じられるのではないかと思いました。リブランディングの相談をするなかで、さらに農園のプロモーションにもっと力を入れたいと感じたので、映像やパンフレット、販促物など効果的に外へ伝える手段を持ちたいと思いました。竹内さんには、今後も特に竹内さんの強みであるオンラインショップの展開なども伴走していただく予定です。

 これからも自分たち農園メンバーだけでは足りないスキルを持つ人と関われたら嬉しいです。

事務局後記

 能登で平さんと竹内さんが打ち合わせをしていると聞き、私たちも進捗を伺うため同席させていただきました。すると、竹内さんからブルーベリーの魅力や新商品「NotoBlue(能登ブルー)」の命名背景、そして2週間後に高級ホテルとの商談を控えていることをお聞きしました。販売戦略策定までのスピード感と、わずか1日でここまでブルーベリーへの愛が芽生えていることに胸を打たれました。

ひらみゆき農園 事務所にて(撮影:2025年5月)左から竹内さん(複業人材)、平さん(依頼者)
ひらみゆき農園 事務所にて(撮影:2025年5月)左から竹内さん(複業人材)、平さん(依頼者)

「プロボノ(Pro Bono Publico/公共善のために)」は、自らの職業で培ったスキルや知識を社会貢献のために無償提供する活動を意味します。竹内さんは本業で世界最大級のECサイト運営企業に勤めており、まさにプロフェッショナルなスキルを提供、プロジェクトに貢献していただきました。

 能登復興 × 複業プロジェクトでは、能登の復興に寄与するさまざまな複業求人を掲載しています。皆様の応募をお待ちしております。

複業クラウド | 能登復興 × 複業プロジェクト
https://forseries.aw-anotherworks.com/noto-fukufuku

事業者プロフィール

ひらみゆき農園

代表者:平 美由記 所在地:石川県鳳珠郡能登町 大粒で口いっぱいに広がる甘みと酸味。 お日様の光をたっぷり浴びて育った、父の育てたブルーベリーが小さな頃から大好きでした。 最初は父が残したこの農園を守りたいという思いだけで始めました。 草刈りや炎天下での農作業は大変ですが、2022年より新たなスタッフも加わり、また周りのたくさんの人に支えられて続けられています。 2024年に起きた能登半島地震、豪雨災害にて、農園は大きな被害を受け、立ち止まりそうになりました。 ですが、周りの方々のサポートにより立ち上がり、前を向く決意ができました。 待ってくれている方々がいる。 それが私たちの力になっています。

記者プロフィール

能登復興 × 複業プロジェクト

能登復興 × 複業プロジェクト運営事務局

能登復興 × 複業プロジェクトでは、能登の復興に寄与する様々な複業求人を掲載しています。皆様の応募をお待ちしております。 複業クラウド | 能登復興 × 複業プロジェクト